夏休み後のサーバーメンテはチョット緊張感が走る
夏休みが終わってしまった。何日かぶりに会社に来て、管轄しているサーバーを見渡すと「アップデートできますよ」表示が。
基本的に、テスト用のサーバーでアップデートした際の動作確認をしてから本番もアップデートかけるようにしています。しかし、作業工数の低減とテスト環境を十分に取れないことから、本番環境とテスト環境の間に若干の差異が生じてしまいます。
なので、本番環境のアップデートはテスト環境で検証していても緊張感が走ります。
apt update したときに、"Possible missing firmware" が出ました
今回、データベースが走っているサーバーの OS アップデートをしました。Debian 12 ( bookworm ) のサーバーで 3 ヶ月前に 11 --> 12 にアップグレードを済ませています。依存関係でグチャグチャする部分もないので、さらっと作業を始めたら "Possible missing firmware" の文字がズラッと。
これって「ファームウェアがないんだけど」ってことで、よく WiFi 機器もカバーしているシステムを導入すると出くわします。ほっといても問題ない場合も多いのですが、サーバー管理の引継ぎも控えているので対応しようと思います。
手作業でファームを持ってこれば動くんだけどさ...
応急処置的には、どこぞからファームを持ってきて所定の場所に保管すれば問題解決します。しかしながら、ファームが更新されていること前提のアップデートが走った場合、同じような警告が表示されてしまいます。
今回は i915 絡みの警告だったので
https://anduin.linuxfromscratch.org/sources/linux-firmware/i915/
からダウンロードすれば、その場限りの解決は可能です。
non-free-firmware だけじゃ駄目なんじゃ?
debian では、前のバージョンの 11 ( bullseye) から、リポジトリ non-free を non-free-firmware と non-free に分けました。その際に /etc/apt/sources.list で記述ミスがあったのかなと思って確認してみました
deb http://ftp.jp.debian.org/debian bookworm main contrib non-free-firmware
問題ないと思うんですが、今回の警告があったので non-free も付け加えて保存してみました。次にアップデートかけるときに問題ないとよいのですが...