逸般家庭あるある「ノートパソコンサーバーの蓋が閉じて、サービスが止まった」
自宅に複数の検証用サーバーをお持ちの方は、その中に少なくとも一台はノートパソコンをサーバーとして使用していることがあるのではないでしょうか。もし現在は使っていないとしても、以前に一度でも利用した経験がおありではないですか。
ノートパソコンをサーバーとして利用する際の問題点として、「蓋を閉じると電源が切れるか、スリープ状態になってしまう」ということが挙げられます。知識がない家族がうっかり蓋を閉じてしまったり、あるいは私自身が何気なく蓋を閉じてしまうこともあります。一方で、蓋を開けたままだと邪魔になることもありますし、例えば本棚に収めた状態で運用したい場合もあります。そのため、蓋を閉じた状態でもしっかりと稼働していてほしいわけです。
Debian ではこうする
それでは、Debian での解決策について説明しましょう。
- /etc/systemd/logind.conf を root 権限で適当なエディタで開く
- デフォルトでは
HandleLidSwitch=suspend
なのでHandleLidSwitch=ignore
へ変更する
-
保存して root 権限で以下を実行
systemctl restart systemd-logind.servic